2025.3.10
3月2日(日)連続ワークショップ2回目を行いました!
前回のヨリドコ小野路宿からスタートしたワークショップの2回目は、春の暖かな陽ざしが差し込む大谷里山農園が舞台。
一般社団法人まちやまを主催する塚原宏城氏、同園を運営する大谷良文氏から、それぞれの取り組み等について紹介いただいた他、実践的なワークショップのノウハウについて学びました。
春の足音が少しずつ聞こえてきた自然の里山を舞台に、そこに息づく植物を探したり、実際に味わってみたり…体験に基づいたワークが盛りだくさんだった一日。きっと皆さんの心にも豊かな自然の景色と共に深く刻まれたことと思います!
午前中のエクスカーションは、同園の運営者である大谷氏より、昔の里山での暮らしぶりやさまざまな利用方法、生息する動植物たちなどについて紹介。皆さんさまざまなエピソード一つひとつに驚きや感心の声を上げていました。ふと足元を見ると、ひっそりとタマノカンアオイの姿も!
お昼には同会場にて障がい者支援施設を運営する「NPO法人プラナス」さんの『里山ごはん』を提供。
旬の町田産野菜などが彩りよく盛り付けられたお弁当に皆さん感激しつつ、美味しそうに頬張っていました。
食後は午後の本編へ。まずは一人ひとりの自己紹介タイムでは日頃の関心事や活動などについて各人が発表して行きました。
大谷氏からはスライドを使っての農園の歴史や今の取り組みなどの話題が。この施設が昔は牛舎だったことも明かされました。
今は音楽ライブやワークショップなどに活用されているとか。また、試みの中で作られた味噌や醤油、日本酒なども実際の商品と共に紹介。
塚原氏からは里山暮らしの原体験として、農や食をキーワードにした学びの場の提供例、さまざまな事業の紹介が行われました。
次は塚原氏が率いて屋外でのワークショップへ。「ヨモギを使って草団子をつくる」というワークショップを例に、テーマ性について、またターゲットや目的などなど…一つひとつ皆さんの意見を聞き出し紙に書き出し、丁寧に考えて行きました。
参加者の声を元に紙に書き出して行きます
草団子の原料となるヨモギを探しにGO!
一同「これ?」などと地面の植物を探り…
塚原氏が実際に皆さんと自生しているスポットを見つけに繰り出しました
実際に塚原氏お手製の草団子もふるまわれました。山から切り出した竹を使ったお皿に載せられた団子と餡は、見た目も上々。
室内に戻った一同、今度はワークシートに、実際に自分が取り組んでみたいテーマを書き込みグループ内で発表。
それぞれのアイディアについて和気あいあいと意見が飛び交いました。
炭の利用やヤブカンゾウの復活など、キャンプイベントなどなど…それぞれの興味関心事から生まれたアイディアは宝の山!
春の陽ざしが温かい大谷里山農園での一日は学びあり、発見あり!
次につながる一歩になればと願います。